仕事を自分事とする捉え方をすれば、大きな成長へとつなげることができます。
例えばアルバイトを単に作業を割り当てられたと捉えると、何も得るものがありません。
けれども自分に与えられた課題と捉えることで、あらゆる作業に問題意識を持てるようになります。
外食サービスであれば、どうすれば効率良く食器を洗えるのか、迅速に食事を提供できるのかといったことです。
あるいはお客さんの満足度を高めるために創意工夫するようになります。
その過程で責任感も自然と生まれるものです。
すると責任感が自分ひとりの作業に留まらず、他の人の仕事へも意識を向けるようになります。
作業は常に人から人へと受け渡し、最終的にお客さんへの提供につながります。
その過程をどのように手早く、かつ正確に行うかを考えるわけです。
このように自分が取り組む作業に集中して責任感を持てば、自然とチームや組織の在り方といったものへと意識が向くようになります。
さらに作業の進め方、マニュアルをいかに効率良くするか考えることで、様々なスキルが向上します。
問題を探し出したり、解決するといった経験を積むからです。
しだいに複雑な問題にも取り組めるようになりますが、それは物事を深く考えて本質をつかめるためです。
本質を捉えることで、非常にシンプルな問題に置き換えることができます。
つまり一見するとどんなに複雑な問題も、本質的かつ簡単なものに変換することで解決できるわけです。